香港出身のHugo Leung(ヒューゴ-リョン)がPERFECTを2連覇 | 圧倒的な強さで今後のPERFECTを無双するか?

どうも、武器商人(@BukiDartsBot)です。

2021年、PERFECTの看板選手が次々とJAPANへ移籍して以降、少し盛り上がりに欠けるPERFECT。2024年も終盤に差し掛かり、非常に面白い選手が参戦しました。

参考記事)【ダーツ移籍2021】PERFECTの看板選手が次々とJAPANへ移籍 | 武器商人@ダーツのブログ

名前は、Hugo Leung(ヒューゴ-リョン)選手。ソフトダーツ世界一を決めるSUPER DARTSに出場したこともある若手実力派選手です。

出典:PERFECT選手名鑑

正直に言って、今後のPERFECTを無双することになると言っても大げさではない強さです。ヒューゴ選手について書いていきます。

基本情報

以下の情報は、PERFECT及びSUPER DARTSの公式サイトを参考にしております。

名前

Hugo Leung(ヒューゴ・リョン)

生年月日

1999年3月29日生まれ
※25歳(2024年10月19日時点)

出身地

香港
※PERFECT選手名鑑によれば、福岡から参戦しているようです。

香港は、1997年7月1日にイギリスから中国に返還されました。約150年間のイギリス植民地支配が終わり、香港は「一国二制度」の下で、中国の特別行政区となっています。

返還後も、香港は50年間にわたり高度な自治が認められ、独自の経済システム、法体系、自由なメディア、国際的な貿易拠点としての役割を果たしています。

ヒューゴ選手は1999年生まれなので、返還後ほどなくして香港で生まれたということになります。

主な戦績(PERFECT参戦前)

  • スポーツダーツ選手権大会U-22 シングルス / 優勝
  • HONG KONG TOUR 2019 年間ランキング / 2位

PERFECTでの戦績

  • 第13戦 群馬 2024.09.14 準優勝
  • 第14戦 山口 2024.09.21 33位タイ
  • 第15戦 大阪 2024.10.12 優勝
  • 第16戦 静岡 2024.10.19 優勝

PERFECTの選手名鑑によれば、2024年の第9戦から参戦していると記載されていますが、おそらく初エントリーは第13戦の群馬からだと思われます。そこからの活躍は特筆すべきものがあります。特にPERFECT男子は、2024年も混戦状態が続いており、連続した大会でこれほど安定した成績を残している選手はいません。

近年のPERFECT男子のレベルについて

何年も前からPERFECTを観戦している方なら感じているかと思いますが、2021年に看板選手がJAPANへ移籍して以降、レベルは落ちたと言われています。

「レベルが落ちた」というのは非常に曖昧な表現ですが、数字に表れています。

例えば、2024年のPPDランキング(2024年10月19日時点)のトップは砂川大選手の36.01です。参考までに、2018年は浅田斉吾選手(現JAPAN所属)の39.19でした。

この「3」という数字が、ものすごい差になります。

参考までに、501をフィニッシュした本数とPPDは以下となります。 ※話をシンプルにするため、PPDはざっくりとした数字です。端数などは気にしないでください。

ラウンド 本数 PPD
3 9 55.7
4 10 50.1
11 45.5
12 41.8
5 13 38.5
14 35.8
15 33.4
6 16 31.3
17 29.5
18 27.8

PPDが3違うということは、フィニッシュまでに必要な本数が平均して1本少ないということです。平均なので、もう少し本数が多くかかることもあれば、少ないこともあります。そうすると、下手をすると1ラウンド違ってくることも多々あるということです!1ラウンド早くフィニッシュできれば、勝敗が大きく変わってきます。

PERFECT2024 第16戦静岡 予選ロビンでのヒューゴ選手のPPD

2018年の浅田選手のデータを挙げた理由があります。

この日のヒューゴ選手の予選ロビンの結果は「4-0/+8/40.96」でした。約400名が参戦した中でのトップの成績です。そればかりか、2024年に行われたPERFECTのすべてのロビンでも、PPDが40を超えるのはなかなかお目にかかれません。

この数字は、2018年の浅田選手のPPDに近いものです。

浅田選手と言えば、SUPER DARTS 2024で優勝したことからもわかるように、ソフトダーツの世界のトップ選手です。

もちろん、SUPER DARTSのような大舞台で優勝した浅田選手と同等とは言いませんが、数字だけ見ると、ヒューゴ選手も近い技術を持っていることは間違いありません。

試合の動画を観ても、安定感が違います。外す気がしません。

なお、余談ですが、僕は「世界の浅田斉吾」に認められたギャル好きです。すごくないですか?(笑)

PERFECTのプロテストの受験資格について | 外国人も参戦できるのか?

PERFECTのプロテストの受験資格については、公式ウェブサイトで具体的に定められています。プロテストに参加するためには、一定の条件を満たす必要があります。

日本人であれば特に何もせずとも条件を満たしているかと思いますが、外国人選手、特に海外在住の選手の場合は扱いが少々異なります。

詳しくはPERFECTの公式サイトに記載がありますが、以下のようになっております。

住民票が日本にあること。
日本に住民票がない場合は、PERFECTを開催している事業社の推薦が必要となる。
合格した場合、その事業社は合格した選手の推薦人となり、試合進行に不備が発生しないよう、大会に出場する前に合格した選手を指導しなければならない。また、賞金の振込先はその事業社とする。

ヒューゴ選手の国籍や住民票については詳しくわかりませんが、PERFECTに外国人選手が参戦するにはハードルが高いようです。そのため、外国人選手は少ないのかもしれませんね。

ポイントランキングはどうなっているのか?

さすがに、今年のポイントランキングのトップになるのは無理だと数字を見る前からわかっていましたが、驚くことにたった4戦参戦しただけで29位につけています。今年も最終的には10位ぐらいまで巻き返す可能性がありますね。

来年はどうなるかわかりませんが、全戦参戦するとなれば年間チャンピオンを獲得する可能性も十分にあると言えるでしょう。

楽しみで仕方ありません。