【レビュー】ダーツ(バレル)の重心を測る「センターオブグラビティツール」

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ども、黒ギャル奴隷系インフルエンサーの武器商人(@BukiDartsBot)です。

バレルを選んだりセッティングを決めたりする上で、重心という言葉が非常に重要になります。

よく、〇〇というバレルは前重心だとか、△△というバレルはセンター重心だとか、そういうキーワードを耳にすると思います。

今回は、ダーツ(バレル)の重心を測ることができる便利なグッズ「センターオブグラビティツール」のレビューをしていきたいと思います。

TARGETのHPでは「CENTRE OF GRAVITY TOOL」と記載されております。スペルがCenter(アメリカ英語)ではなくCentre(イギリス英語)となっているのがいかにもイギリスの会社って感じがしますね^^;

ダーツ(バレル)の重心とは?

wikipediaを引いてみると以下のようにあります。

重心(じゅうしん、center of gravity[1])は、力学において、空間的広がりをもって質量が分布するような系において、その質量に対して他の物体から働く万有引力(重力)の合力の作用点であると定義される点のことである。
引用元:wikipedia

ちょっとわかりづらいですね。。。

エスダーツさんのHPの画像がわかりやすいです。真ん中の赤い丸い点部分がいわゆる重心と言われる部分です。

引用元:エスダーツ(https://www.s-darts.com)

 

ダーツ(バレル)と形と重心はイコールではない

前重心のバレルというと、トルピードのことを指す方が多いです。トルピードバレルは前部分が膨らんでいるので前が重いということで前重心という意味合いで言っている方がいますが、これは誤りです。
※もちろん、重心が前寄りになりやすいことは事実です。

何が誤りかというと、バレルの削りを考慮していないからです。バレルにはチップを挿入するネジ穴と、シャフトを挿入するネジ穴とがあります。どのくらい削るかはバレルによって異なっております。

極端な話、チップ側を大きく削ればトルピードであっても後ろ重心にすることも不可能ではないです。
※バランスの問題などは別として…

バレルの重心を測ってみよう!

ダーツ(バレル)の重心の話は、えてして感覚的になりやすいです。実際に測ってみるのが一番です。

一番手軽に重心を測る方法が指の上に置いてみることです。

言っておいてなんですが、このやり方はあまりおすすめしません…

何と言っても、指の太さに対してバレルが短過ぎる!!!もちろん、この画像を加工して赤い点印を入れてあげればそれっぽいものには違いますが、それでは不正確な情報になる可能性があります。

そこで、センターオブグラビティツールを使ってみます。

センターオブグラビティツールでバレルの重心を測る

【事前準備】メモリが中心になるようスライダーを調整する

センターオブグラビティツールは、水平器と似たような仕組みを使っています。もともとが水平な机の上に置いて測るなら良いのですが、多少傾いていたり凹凸があったりすると斜めになってしまいます。ちょっとした差で重心の計測が上手く行きません。それほど、重心はシビアなものです。

センターオブグラビティツールにはスライダーが付いており、メモリ位置を調整できます。メモリ位置を調整することによって、多少斜めな場所でも正確に測定することが可能です。

バレルの重心を測ってみる

バレルのほぼ真ん中が重心になっています。実験台にしたバレルはCUESOULのTistryaです。バレルのレビューは後ほどやりますね(笑)

セッティング済みダーツの重心を測ってみる

センターオブグラビティツールの良いところは、セッティング済みダーツの重心も計測できるところです。バレル単体とセッティング済みダーツの重心はだいぶ違いますね。

バレルとシャフトが短い場合は、計測できない可能性があります。ある程度の長さがないとフライトに当たってしまいます。

重心をグリップするべきか?

よく、重心を持つとか、重心の後ろを持つとか、グリップの話に発展することがあります。

この辺の詳しい話は控えますが、上述したようにバレル単体とセッティング済みダーツでは重心の位置がかなり違います。前述したように、重心の話はバレルの見た目(ふくらみやテーパーなど)の話とも混同しやすく、感覚的になってしまうこともありがちです。

実際に測ってみるとイメージとけっこう違うので、測ってみることをおすすめします。

そのうえで、重心からどのくらい後ろをグリップするだとか、シャフトの長さを変えるだとか、細かな議論に入って行くのが良いかと思います。重心だけではなく、バレルの形状からして持ちやすいエリアなどもありますしね。

細かく見て行くと、上手く設計されたバレルはすごいんだなぁということがわかることも多々あります。

センターオブグラビティツールの購入先