ども、武器商人です。
僕は、PPTランキングっていうものを独自に計算したりしております。簡単に言うと、1大会あたり平均何ポイント取得したかというランキングです。
2年間計算しておりますが、男子の場合はなかなか尖った数値が見られませんでした。
どの辺がつまらないかというと、PPTの値が、ポイントランキングとほぼ同じになってしまいました。(女子の場合は、松本恵プロや木原奈美プロのように参戦数が少なくてもPPTが高い方はいましたが)
尖った数値があったとしても、スポット参戦を数回しただけで翌年は出場が少ないなど、このランキングの意味を考えさせられました。
ところが、、、2018年は、たった1名、、、圧倒的に尖った数値を取っている選手を見付けてしまいました。
佐竹上仰(さたけあおぐ)プロです。
面識がないので、ネット上で公開されているデータのみまとめます。
佐竹上仰(さたけあおぐ)プロの選手名鑑
一部だけ引用します。
STATS
Rating28はすごいですね!あくまでも平場でのレーティングらしいですが、PERFECTのチャンピオン浅田斉吾(あさだせいご)プロなどと比較しても遜色のない数字です。
選手名鑑のすべての項目に対してしっかりと入力されてあり、几帳面な性格なんではないか?と好感が持てます。多くの選手の選手名鑑を拝見しておりますが、未記入の方は意外と多いです。(もったいない。。)
出典:
佐竹上仰 | 選手名鑑|PERFECT プロソフトダーツトーナメント
PERFECTでの戦績
2017年
No. | エリア | 開催日 | リザルト | ポイント |
---|---|---|---|---|
第4戦 | 広島 | 2017.03.25 | 予選落ち | 11 |
第9戦 | 福岡 | 2017.05.05 | 33位タイ | 30 |
第19戦 | 山口 | 2017.07.22 | 予選落ち | 5 |
第30戦 | 久留米 | 2017.10.14 | 33位タイ | 15 |
第35戦 | 熊本 | 2017.11.18 | 9位タイ | 58 |
出典:
佐竹上仰 | ポイント詳細|PERFECT プロソフトダーツトーナメント
地元や近隣開催を中心に参戦されていたようです。尻上がりに調子を上げているのがわかります。
予選の結果だけ拾ってみようと思います。
第4戦-広島
ロビン落ち(予選落ち)しておりますが、スタッツ(PPD31.59)は悪く無い数字です。勝敗や取得レグ数で僅差になってしまったため惜しくも抜けれなかったというところです。予選を通過していてもおかしくない内容です。
出典:
2017 PERFECT【第4戦】広島 | PERFECT プロソフトダーツトーナメント
第9戦-福岡
全勝でロビン通過です。PPD30.05は、非常に良いというわけではないですが、悪くない数字です。しかし、全勝していて勝ち切っているところは、勝負強さがうかがえる内容です。
出典:
2017 PERFECT【第9戦】福岡 | PERFECT プロソフトダーツトーナメント
第19戦-山口
予選4位で惜しくもロビン落ち(予選落ち)です。
このロビンは、いわゆる「鬼ロビン」です。。。PERFECTは完全ランダムの抽選で予選メンバーを決めるため、予選で厳しいメンバーに当たることが多々あります。
PERFECTの絶対王者の浅田斉吾プロですら2位になっていますからね。。
スタッツ(PPD33.80)は良い数字ですし、わずかな差での予選落ちということがわかります。
出典:
2017 PERFECT【第19戦】山口 | PERFECT プロソフトダーツトーナメント
第30戦-久留米
予選2位で通過。1位の上原選手も強い選手で、2018第15戦(名古屋)で優勝しています。内容的には非常に良いです。
出典:
2017 PERFECT【第30戦】久留米 | PERFECT プロソフトダーツトーナメント
第35戦-熊本
予選2位で通過。予選1位の櫛引譲プロは、PERFECTで何度か優勝経験のあるベテランの強い選手です。PPD37.31はもはやトッププロの領域です。
出典:
2017 PERFECT【第35戦】熊本 | PERFECT プロソフトダーツトーナメント
2017年戦歴まとめ
「ポイントランキング=326位」だけ見てると、わかりにくいところです。
参戦数が少ない選手の場合は前述の「鬼ロビン」だったりとか、決勝トーナメントの山が厳しかったなどで、結果が出ないことは多々あります。
佐竹プロの成績、特に予選のPPDがすべて30超えているというところは、素晴らしい数字だと思います。
もしかすると、2017年度も、多少の運が味方すれば入賞する実力は充分にあったと思える数字です。PERFECTのトーナメントの過酷さがわかる内容です。
ファン目線では、面白いところであるともいえるとも思います。有名選手でなくとも、強い選手、面白い選手はたくさんいると思いますよ。ぜひ探してみてください。
2018年
No. | エリア | 開催日 | リザルト | ポイント |
---|---|---|---|---|
第4戦 | 山口 | 2018.03.24 | 準優勝 | 75 |
第12戦 | 広島 | 2018.05.26 | 3位タイ | 112 |
第18戦 | 熊本 | 2018.07.28 | 17位タイ | 42 |
第26戦 | 久留米 | 2018.10.13 | 3位タイ | 56 |
第30戦 | 北九州 | 2018.11.24 | 3位タイ | 112 |
最終戦 | 千葉 | 2018.12.15 | 優勝 | 300 |
ご覧の通り、圧巻の成績です。
1戦あたり100pt以上取っているのはビックリです。
参考までに、、、2018年の1戦あたりのPT取得数(PPT)は以下です。PPTの高い順に並び替えてみました。
順位 | 選手名 | 参戦数 | ポイント | PPT |
---|---|---|---|---|
1 | 浅田 斉吾 | 25 | 3290 | 131.6 |
37 | 佐竹 上仰 | 6 | 697 | 116.2 |
3 | 知野 真澄 | 25 | 1968 | 78.7 |
2 | 山田 勇樹 | 26 | 2008 | 77.2 |
30 | 上原 裕明 | 14 | 805 | 57.5 |
5 | 鈴木 徹 | 28 | 1593 | 56.9 |
4 | 西谷 譲二 | 29 | 1597 | 55.1 |
8 | 西 哲平 | 21 | 1139 | 54.2 |
王者の浅田斉吾プロだけ別格ですが、佐竹プロは第二位であり、他のトッププロと比較しても、非常に高いPT取得率だということがわかります。
超有名トッププロの知野真澄プロや山田勇樹プロも、トーナメント序盤・中盤で敗退することも少なくないため、PPT的にはこのくらいの数字に落ち着いてしまいます。
その中での、PPT100超えがいかにすごいか、わかっていただけるかと思います。
次に、予選のスタッツを拾ってみます。
第4戦-山口
出典:
2018 PERFECT【第4戦】山口 | PERFECT プロソフトダーツトーナメント
第12戦-広島
出典:
2018 PERFECT【第12戦】広島 | PERFECT プロソフトダーツトーナメント
第18戦-熊本
出典:
2018 PERFECT【第18戦】熊本 | PERFECT プロソフトダーツトーナメント
第26戦-久留米
出典:
2018 PERFECT【第26戦】久留米 | PERFECT プロソフトダーツトーナメント
第30戦-北九州
出典:
2018 PERFECT【第30戦】北九州 | PERFECT プロソフトダーツトーナメント
最終戦-千葉
出典:
2018 PERFECT【最終戦】千葉 | PERFECT プロソフトダーツトーナメント
PERFECT2018最終戦(千葉)では、見事に初優勝を飾っております。2018年の成績をご覧いただくとわかるように、非常に安定しており、なおかつ勢いが感じられます。
佐竹プロは、2018年も前年に引き続き地元や近隣開催を中心に参戦しておりましたから、この最終戦はいわば遠征のようなものです。そして、最終戦はPT300という、競馬で言えばG1のようなものですから、ここに照準を合わせて戦ってきたのでは?との気合が感じられる内容でした。
気になるスタッツランキングは?
こうなると、スタッツランキングだとどのくらいの順位になるのかも気になるところです。
しかし、スタッツランキングに佐竹上仰プロは載っておりません。
スタッツランキングには参戦数の基準がありまして、参戦数が少ない選手は対象外になっています。
野球で言うところの規定打席のようなものだと考えるとわかりやすいです。
●スタッツランキング対象プレイヤー 年PERFECTツアーにおいて、決勝トーナメントの試合を、【開催された大会数】×【2試合】以上試合を行った選手
スタッツランキング|PERFECT プロソフトダーツトーナメント
ということで、、、地力で計算してみますorz
計算してみたのですが、思いのほか大変でした(笑)
どの辺が大変かというと、
- 決勝だけ試合フォーマットが異なる
- 3レグ先取(何レグ戦うかが試合によって違う)
- 5レグ目のチョイス(クリケか01かが数値から判断するしかない)
また、そのデータをhtmlに落とし込むところも難しかったです。
ってことで、結果と参考データだけで勘弁して下さい(笑)
- 求められたPPDは35.79039!!!
- 求められたMPRは5.390.0.!!!
2018年のスタッツランキングに入れるとすれば、
となります。すごいですよね?
参戦数が少ない割には、決勝トーナメントでこなした試合数は多く、たまたま調子や展開が良かったというわけではないです。(断言できます)
ダーツのプロの試合は、運で1レグや2レグくらい勝つことはあっても、多くの試合をこなすと、当たり前の良いに数字に表れます。
スタッツランキング上位陣は、それこそ優勝経験・入賞経験豊富な選手ばかりですし。
出典:
スタッツランキング|PERFECT プロソフトダーツトーナメント
以下参考データ
Player | 1leg | 2leg | 3leg | 4leg | 5leg |
---|---|---|---|---|---|
佐竹 上仰 | 35.78 | 5.41 | 6.64 | ||
佐竹 上仰 | 27.83 | 4.33 | 4.76 | 41.75 | |
佐竹 上仰 | 45.54 | 5.5 | 5.5 | 41.75 | |
佐竹 上仰 | 35.78 | 6.54 | 5.21 | ||
佐竹 上仰 | 33.4 | 7.36 | 3.85 | 29.47 | |
佐竹 上仰 | 31.41 | 5 | 6 | 30.73 | |
佐竹 上仰 | 33.13 | 5.28 | 5.05 | 29.47 | |
佐竹 上仰 | 33.4 | 5 | 4.66 | ||
佐竹 上仰 | 35.78 | 5.11 | 4.5 | ||
佐竹 上仰 | 32.58 | 5.62 | 5.33 | 30.88 | 4.87 |
佐竹 上仰 | 35.77 | 4 | 3.25 | ||
佐竹 上仰 | 35.78 | 5.83 | 4.95 | 29.47 | |
佐竹 上仰 | 35.78 | 6 | 5.28 | 53.55 | |
佐竹 上仰 | 40.33 | 4.85 | 6.88 | 39.08 | 7.23 |
佐竹 上仰 | 33.4 | 4.71 | 5.33 | 32.86 | 5.16 |
佐竹 上仰 | 45.54 | 5.5 | 4.89 | ||
佐竹 上仰 | 35.78 | 6.42 | 5.81 | ||
佐竹 上仰 | 38.53 | 5.42 | 5.2 | 39.22 | |
佐竹 上仰 | 41.75 | 6.5 | 5.08 | ||
佐竹 上仰 | 26.5 | 5.82 | 6 | 35.78 | |
佐竹 上仰 | 45.54 | 6.13 | 6 | ||
佐竹 上仰 | 38.53 | 4.95 | 4.71 | ||
佐竹 上仰 | 38.53 | 4.2 | 4.84 | 39.66 | 6.33 |
佐竹 上仰 | 37.41 | 7.09 | 5.86 | 32.16 | 5.7 |
佐竹 上仰 | 33.4 | 5.85 | 5.16 | ||
佐竹 上仰 | 35.78 | 4.66 | 5.15 | 30.06 | 4.89 |
佐竹 上仰 | 22.75 | 4.95 | 7.61 | 45.54 | |
佐竹 上仰 | 35.78 | 3.87 | 4.95 | 35.78 |
Player | 1set-1leg | 1set-2leg | 1set-3leg | 2set-1leg | 2set-2leg | 2set-3leg |
---|---|---|---|---|---|---|
佐竹 上仰 | 32.73 | 3.16 | – | 37.77 | 6 | 28.08 |
佐竹 上仰 | 33.4 | 5 | – | 32.86 | 7.07 | 41.75 |
佐竹上仰(さたけあおぐ)プロのバレル