シャフト一体型フライトのメリット・デメリット|おすすめ商品【2026年対応版】と選び方

どうも、武器商人(@BukiDartsBot)です。

ダーツのパーツは、一般的に
「チップ・バレル・シャフト・フライト」
の4種類に分けることができます。

2012年に一体型フライト「CONDOR」が発売されて以降、当初は賛否両論があり、どちらかといえば否定的な意見も多く見られました。しかし現在では、多くのユーザーが一体型フライトを使用しています。

また、発売当初は日本固有のローカルなブームかと思っていましたが、2020年頃から海外ユーザーも増えはじめ、今では世界のトップ選手までもが使用するようになりました。

つまり、一体型フライトはすでに市民権を得た存在だと言えるでしょう。

一体型フライトは今や定番の選択肢

日本のソフトダーツプロツアーには、PERFECTJAPANがあります。

各ツアーの選手名鑑を見ると、選手が使用しているフライトメーカーが記載されており、たとえばフライトメーカーに「CONDOR」とあれば、一体型フライトのCONDORを使用していることが分かります。

気になる選手がいれば、ぜひフライトメーカーをチェックしてみてください。実際に調べてみると、多くの選手が一体型フライトを使用していることが分かるはずです。

また、PERFECTの選手名鑑では、フライトだけでなく選手のセッティング詳細まで掲載されているため、非常に参考になります。

参考リンク)

選手名鑑|SOFT DARTS PROFESSIONAL TOUR JAPAN OFFICIAL WEBSITE

選手名鑑|PERFECT プロソフトダーツトーナメント

一体型フライトのメリット・デメリット

メリット

外れにくい(ほぼ外れない)※特に初心者におすすめの理由

当たり前と言えば当たり前ですが、シャフト一体型フライトは、構造上シャフトとフライトが分離しません。

厳密に言えば、シャフト根元のネジ部分が折れて外れるといったケースがゼロではありません。ただし、そのような事例は極めて稀なため、本記事では「外れにくい(ほぼ外れない)」という表現を使用しています。

一方、シャフトとフライトが別構造となっている商品ののセッティングでは、プレイ中にフライトが外れることは珍しくありません。

フライトが外れて隣のスローエリアに入ってしまった場合、スローが終わるまで待機しなければならず、拾いづらい場所に入ってしまうと、取り終わるまで相手を待たせてしまうこともあります。

さらに厄介なのが、フライトが外れた状態でバレルだけが飛んでいくケースです。フライトの付いていないバレルは棒状になるため、物陰や見えにくい場所に入り込みやすくなります。

暗いダーツバーなどでの「バレル捜索事件」は、ダーツあるあると言っていいでしょう。

こうした点を踏まえると、シャフト一体型フライトの「外れない(外れにくい)」という特性は、非常に大きなメリットだと言えます。

購入時に組み合わせ問題が発生しない

シャフトとフライトが別構造になっている商品の代表例として、L-StyleFit Flightのフライトがあります。
これらはいずれも、シャフトとフライトにメーカー独自の規格があり、他メーカーとの互換性はありません。

そのため、購入時に誤って互換性のないシャフトやフライトを選んでしまう可能性があります。

ダーツ専門店で購入する場合は、スタッフが説明してくれるため大きな問題にならないことも多いですが、インターネット通販では注意が必要です。特に初心者の場合、規格の違いが分かりづらく、間違った組み合わせで購入してしまうケースは少なくありません。

余談ですが、ドン・キホーテなどの一般量販店でもダーツグッズが販売されていることがあります。ただ、そういった店舗では、スタッフがシャフトとフライトの互換性まで把握していない場合がほとんどです。

その点、シャフト一体型フライトであれば、購入時に組み合わせを気にする必要がなく、そのまま使用できるため、セッティングに不慣れな人でも安心して選ぶことができます。

値段がリーズナブル

シャフト一体型フライトは、シャフトとフライトを別々に購入する場合と比べて、価格がリーズナブルな傾向があります。

価格帯は前述の通りですが、安いものでは税込880円前後から購入可能です。

一方、シャフトとフライトが別体の商品を選ぶ場合、シャフトだけでも500〜600円程度、フライトも900円前後することが多く、合計すると1,400円前後になるケースも珍しくありません。

また、インターネット通販で購入する場合は送料も考慮する必要があります。同じ店舗でシャフトとフライトの両方に在庫があれば問題ありませんが、消耗品であるため、購入のたびに必ず在庫が揃っているとは限りません。

その結果、別々の店舗で購入することになり、送料が重複して発生してしまうケースもあります。こうした点を踏まえても、シャフト一体型フライトはトータルコストを抑えやすい選択肢だと言えるでしょう。

耐久性が高い

これは、商品によって多少差がありますので一概には言えませんが、おおむね耐久性が高いです。その中でも、CONDOR、CONDOR AXE、ROST、ROST(T19)あたりは非常に耐久性が高いです。

K-FLEXは発売から間もない状況で、破損しやすいという情報が入っているため除外させていただきます。しかし、改良を行っているという情報もありますので、改善される見込みは充分あると思います。

セッティングが素早くできる

シャフト一体型フライトの場合は、開封してすぐプレイ可能な状態になっております。そのため、プレイ中に破損があった場合にも、すぐに交換し元の状態に復元することが可能です。

デメリット

セッティングの選択肢が少ない

どのメーカーのシャフト一体型フライトでも共通して言えるのは、フライトの大きさやシャフトの長さの選択肢が限られている点です。

デザインの種類が少ない

CONDORが発売された当初は、デザインの幅が少なく、「ダサい」と言われることもありました。形状がハウスダーツに近い印象だったことも、そうした評価の一因だったと思います。

しかし現在では、シャフト一体型フライトを扱うメーカーも増え、デザイン性の高いモデルも数多く発売されています。選択肢という意味では、当初と比べて状況は大きく変わりました。

また、デザインの好みは人それぞれです。シンプルな見た目のシャフト一体型フライトを、むしろクールだと感じる人もいます。この点については、好みの問題でもあるため、これ以上の言及は控えます。

一体型フライトの種類【2026年時点】

CONDOR(コンドル) ※通称柔コン

CONDORは、日本で最も早く普及したシャフト一体型フライトです。
PERFECTJAPANのメインスポンサーでもあるTRiNiDADの姉妹ブランドとして展開されています。

素材が比較的柔らかく、後述する硬コンとの比較から「柔コン」という通称で呼ばれています。

CONDOR AXE(コンドルアックス) ※硬コン

CONDOR AXEは、CONDOR(コンドル)よりも硬い素材を使用し、ハードダーツ向けに改良が加えられたシャフト一体型フライトです。

もともとはハードダーツでの使用を想定して開発されましたが、現在ではソフトダーツでも使用しているプレイヤーが多く見られます。耐久性が非常に高く、コスパの面からも使用者が多い商品です。

CUESOUL ROST(キューソール ロスト)

CUESOULから発売されているシャフト一体型フライトが、ROST(ロスト)です。
CUESOULは、PERFECTJAPANのメインスポンサーとしても知られており、国内外で高い知名度を持つメーカーです。特にアジアでユーザーを大きく伸ばしております。

ROST T19はこちら。

ROST77はこちら。

TARGET K-FLEX(ターゲット ケーフレックス)

TARGETから発売されているシャフト一体型フライトが、K-FLEX(ケーフレックス)です。
TARGETは、PERFECTJAPANのメインスポンサーとしても知られる、世界的なダーツメーカーです。

各メーカーの一体型フライトの比較【2026年時点】

値段

まず気になるのが値段だと思います。
ここでは参考として、Amazon.co.jpで確認できる最安値の価格帯を基準に比較しています。

実店舗やタイミングによって価格は前後しますが、おおよその目安として把握するという意味では十分参考になるはずです。

他ECサイト(楽天市場、Yahoo!ショッピング、ダーツハイブ、TiTO、S-DARTS)では値段が異なる可能性があります。
CONDOR 916円(税込)~
CONDOR AXE 1,309円(税込)~
K-FLEX 1,200円(税込)~
ROST 880円(税込)~
ROST(T19) 1,680円(税込)~
ROST77 1,580円(税込)~

値段の傾向としては、柔らかめの商品のほうが安い傾向にあります。硬めの商品は少し値段が高めです。ただ、Amazon.co.jpで見ると、prime対応商品が多いので、送料込みのトータル価格ではいずれの商品もリーズナブルだと思います。

硬さ

硬さについてはかなり違いがあります。一般的には、ソフトダーツは柔らかめのフライトのほうが弾かれにくいです。

また、ハードダーツは先に刺さったダーツにぶつけて的を狙う技術が使われますので、硬めのフライトのほうが好まれます。

ただし、投げ手の飛ばし方や軌道によって一概には言えませんので、下記表を参考に投げ比べてみることをおすすめします。

CONDOR ★☆☆☆☆
CONDOR AXE ★★★★★
K-FLEX ★★★★☆
ROST ★★★☆☆
ROST(T19) ★★★☆☆
ROST77 ★★★★★

※★が多いほど硬めです。(CONDORが一番柔らかい)

シェアはどうか?

Amazon.co.jpのラインナップや売上ランキング、さらにプロの使用者数などを総合的に見ると、シェアではCONDORシリーズが圧倒的にトップだと言えます。
実際、大会会場の物販ブースでもCONDORはほぼ確実に取り扱いがあり、入手性という点では非常に安心感があります。

一方、ROSTシリーズは製品としての完成度は高く、ネット上での売上ランキングも決して悪くありません。ただし、実店舗での取り扱いが少ない点には注意が必要です。大会会場でもCUESOULのブースが出ていないことは珍しくなく、継続して使用する場合は、あらかじめ多めにストックしておいたほうが無難でしょう。

TARGETのK-FLEXについても、流通面ではROSTと同様の傾向があります。ただし近年は、TARGET契約プレイヤーがK-FLEXを使用しはじめるケースが増えており、ブランディングや露出という点では急速に存在感を高めています。

おすすめ

これまで紹介したシャフト一体型フライトは、すべて実際に使用したことがありますが、いずれの商品も改良が重ねられており、性能面で明確な優劣を付けるのは正直難しいです。

そのうえで、あくまでお試しという前提で、あえておすすめを挙げるとすれば次の通りです。

はじめてシャフト一体型フライトを使うという人には、CONDOR(通称:柔コン)をおすすめします。
理由は、取り扱い店舗が多く入手しやすいこと、シェアが最も高いこと、そして価格も比較的リーズナブルな点です。

一方で、硬めのシャフト一体型フライトを試してみたいという方には、CONDOR AXECUESOUL ROST 77がおすすめです。

あとは、デザインや色など、各社で特色がありますので気になったものを購入して試してみると良いでしょう。

まとめ

シャフト一体型フライトは、登場当初こそ賛否の分かれる存在でしたが、現在では多くのプレイヤーに受け入れられ、プロの使用実績も増え、すでに定番の選択肢のひとつになっています。

外れにくさやセッティングの手軽さ、価格や耐久性といった面では、特に初心者にとって扱いやすいメリットが多く、ダーツを投げること以外のストレスを減らしてくれるパーツだと言えるでしょう。一方で、セッティングの自由度やデザインの選択肢といった点では、分離型に軍配が上がる部分もあり、すべての人に万能というわけではありません。

現在は、各メーカーからさまざまなシャフト一体型フライトが発売されており、性能面で大きな差は少なくなっています。

まずは入手しやすく、クセの少ないモデルから試してみて、一体型フライトの投げ心地や安定感を体験してみる。そのうえで、必要であれば別商品を試してみることをおすすめします。