【2026年対応版】ダーツのウェイト調整とは?重さを足す調整とバランスの考え方

ダーツは、狙った的に正確に入れるスポーツです。
矢速や威力を競うものではありません。
だからこそ大切になるのが「精度」です。

精度を安定して出すためには、
自分に合ったバレルやセッティングを見つけていく必要があります。
もちろん、練習が大事なのは言うまでもありません。

ただ、いくらセッティングの追求が重要だとはいえ、
バレルは決して安いものではありません。
何本も買い替えながら試していくのは、
正直、お財布にやさしいとは言えないですよね。

そこで本記事では、
バレルを買い替えずに、ダーツのウェイトを少し足したり、
全体のバランスを変えたりすることで調整する方法
を解説します。
実際に使われているウェイト調整グッズもあわせて紹介していきます。

ダーツのバレルの重さはどのくらい?

ソフトダーツの競技に使用されるバレルの重さは、
おおむね 15g~23g前後 が一般的です。
なかでも多いのは 18g~19gくらい だと思いますが、
この「主流の重さ」は時代によって変化してきました。

重さの規定が緩和されたこともあり、
以前は 16.5gが王道 と言われていた時代もあります。
そこから徐々に重いバレルが好まれる流れになりましたが、
現在はそのトレンドも一段落し、
18~19gあたりが最も多いゾーンに感じます。


ダーツの重さについては、競技団体ごとに規定があります。
以前に比べると制限は緩和されていますが、主なルールは以下の通りです。

  • JAPAN
     1本あたりの総重量が 25gを超えない

  • PERFECT
     3本合計で 75g以下

表現方法は異なりますが、
どちらも セッティング済みで1本25g以内 に収める必要があります。

そこから逆算すると、
チップやシャフト、フライトの重量を考慮した場合、
バレル単体では23gを少し切るあたりが事実上の上限
ということになります。


ただし、ソフトダーツの場合は、
ハードダーツのように「刺さらなければ無効」というわけではありません。
的に当たって反応すれば得点になるため、
重さに過度にこだわる必要はないとも言えます。

また、重いバレルは想像以上に疲れやすく、
トッププロを除けば、
極端に重すぎないバレルを好むプレイヤーの方が多い印象です。

(※トッププロのセッティングは、
正直あまり参考にしないほうがいいです……。)

バレルのウェイト調整とは?(重くすることはできる)

ここまでで、ダーツのバレルの重さがおおよそどのくらいかは
イメージしていただけたと思います。

バレルの重さは、1g違うだけでも
場合によっては 0.5g違うだけでも
投げたときの感覚がはっきり変わります。
また、その日のコンディションによって、
同じバレルでも感じ方が微妙に変わることもあります。

そのため、ネット通販で購入した場合はもちろん、
店舗で試投をしてから購入したバレルであっても、
「もう少し重ければ良いのに」と感じる場面は意外と多いものです。


飛び方については、
シャフトの長さを変えたり、
フライトの大きさを変えたりと、
いわゆるセッティングによって、ある程度調整が可能です。

しかし、バレル自体の重さについては、
同じように簡単に調整できるわけではありません。

参考)シャフトの長さと飛びの関係性については以下記事をご参照のこと
https://bukidarts.com/shaft-long-or-short/


まず、バレルによく使われているタングステンは、
非常に硬い金属です。
そのため、削って軽くするという方法は、
現実的にはほぼ不可能と言ってよいでしょう。

一方で、重くする方法については、
いくつか選択肢があり、
実際に多くのウェイト調整グッズが販売されています。


したがって、たとえば 18gと19gで迷った場合
最初から重いほうを選ぶのではなく、
軽めの18gを購入し、あとからウェイト調整を行う
という考え方も十分にアリです。

バレルのウェイト調整グッズをご紹介

以下では、ダーツのウェイト調整に使えるグッズをご紹介します。
ウェイト調整グッズは、取り付けできる部位があらかじめ決まっているものが多く、

  • 前側にしか付けられないもの

  • 後方(シャフト側)にしか付けられないもの

といった違いがあります。

その点を分かりやすくするために、
本記事では【前重心】【後ろ重心】といった表記をしています。
前後どちらにも対応できるものについては、
【前重心/後ろ重心】と表記しています。

【前重心/後ろ重心】ジョーカードライバー アジャストメントウェイト

こちらは、ダーツのネジ部分に入れるだけで、
1個あたり約0.4g重くできるウェイトです。

何個入るかは、バレルの肉抜き(内部構造)によって異なります。
ボール状で重さが固定されているため、
細かい単位での微調整はできませんが、
とにかく手軽に試せる点が高く評価されています。

※注意点
4BA・No.5タイプのバレルでは、
後方(シャフト側)にしか装着できません。

【前重心/後ろ重心】ジョーカードライバー マジックウェイト

こちらは、メモリごとにカットすることで、
ある程度自由に重さを調整できるウェイトです。
最大で約1.8gまで調整可能ですが、
こちらもバレルの肉抜き次第となり、
1.8gすべてを入れられるバレルは多くないと思います。

それでも、先ほどのアジャストメントウェイトに比べると、
より細かいウェイト調整が可能なのが特徴です。

※注意点
こちらも、4BA・No.5タイプのバレルでは
後方(シャフト側)にしか装着できません。

【前重心/後ろ重心】ディークラフト バレルエクステンション

こちらは本来、バレルを長くするためのパーツですが、
エクステンション自体にも重量があるため、
結果的にバレルを重くすることができます。

また、エクステンション部分の重さによって、
バランス(重心)も同時に変化します。

素材は、

  • ステンレス

  • タングステン

の2種類があり、
ウェイト調整を重視するのか、
バランス調整を重視するのかによって、
組み合わせの選択肢が広がります。

【前重心】TJDarts チップ用埋め込みウェイト

こちらは、他の製品とは異なり、
TJDarts独自のチップと組み合わせて使用する
専用のウェイト調整パーツです。

他のウェイト調整グッズと比べると、
比較的重め(1.0g)なのが特徴です。
チップ内部にはめ込んで使用するため、
装着時の安定感が高い点もメリットと言えるでしょう。

バレルのウェイト調整後の重心をチェックするツール

バレルのウェイト調整を行うと、
程度の差はあれ、重心位置は必ず変化します。
投げた感覚で分かるレベルであれば問題ありませんが、
より細かく把握したいと考える方もいると思います。

そんな方にとって便利なのが、
TARGET から販売されている
「センターオブグラビティツール」です。


古典的で簡易的な方法としては、
バレルを指の上に載せて重心を確認するやり方があります。
ただ、指の幅は意外と大きく、
ミリ単位、あるいは0.1ミリ単位の差を見極めようとすると、
どうしても精度には限界があります。

その点、専用ツールを使えば、
毎回同じ条件で重心位置を確認できるため、
調整前後の変化を客観的に比較することができます。


おそらく、
0.何グラム単位でウェイト調整を行う方にとっては、
手元に置いておく価値のあるツールだと思います。

【レビュー】ダーツ(バレル)の重心を測る「センターオブグラビティツール」
ども、黒ギャル奴隷系インフルエンサーの武器商人(@BukiDartsBot)です。バレルを選んだりセッティングを決めたりする上で、重心という言葉が非常に重要になります。よく、〇〇というバレルは前重心だとか、△△というバレルはセンター重心だとか、そういうキーワードを耳にすると思いま...

まとめ

バレルを軽くしたり重くしたりするためのグッズについてご紹介しました。

実際、バレルを軽くする調整は現実的ではなく、
ウェイト調整でできるのは、
重さを足すことと、その配分によってバランスを変えることだけです。
だからこそ、最初から重すぎるバレルを選ぶのではなく、
やや軽めのバレルをベースにして、必要に応じて足していく
という戦略が有効になります。

また、ウェイトを足せば、必ず重心位置は変化します。
感覚だけで済ませるのも一つの選択ですが、
細かい調整を行うのであれば、
重心を確認することでより効果的な検証が可能です。

ウェイト調整は、一度で完成させるものではありません。
「足す → 投げる → 確認する」
この繰り返しの中で、自分にとってちょうど良いバランスを見つけていくものです。

無理に流行やプロのセッティングを真似する必要はありません。
自分の感覚と向き合いながら、
少しずつ詰めていくことが、結果的に一番の近道になります。

そして、ダーツをより深く楽しみましょう!!!