どうも、武器商人(@BukiDartsBot)です。
ダーツのブログを始めてから4年以上が経過しますが、当初から興味があった「スポンサー」について、僕の意見を語りたいと思います。
以前からこのテーマについて話したいと思っていたのですが、語るにもそれなりの資格が必要だと感じていました。どこの馬の骨とも知らない人が語っても、誰も耳を傾けてくれないでしょうから。
一応、僕もPERFECTのスポンサー申込をして「PERFECTサポーター」になったので、少なくとも2万円分くらいは語る資格があるんじゃないかと思い、書いていきます(笑)。
スポンサーとは?
流行りのChatGPTにスポンサーの言葉の定義について質問したところ以下のような答えでした。
「スポンサー」の定義は、特定の活動やプロジェクト、イベントなどに対して、金銭的・物質的支援やサービスを提供する個人や団体、企業を指します。スポンサーは、提供した支援の見返りとして、宣伝効果やブランドの露出、企業イメージの向上を期待することが一般的です。
スポンサーシップは、次のような形で行われます:
- 企業スポンサー:イベントやスポーツチーム、メディア番組などに資金提供し、見返りに広告やプロモーションの機会を得る。
- 個人スポンサー:アーティストやスポーツ選手などの個人に支援を提供し、その活動をサポートする。
- 物品提供:金銭以外にも、製品やサービスを提供する形での支援もスポンサーシップの一部です。
例えば、スポーツ選手がユニフォームに企業ロゴを掲示することや、イベントのスポンサーとして企業名が公表されるのが一般的な例です。
どうやってスポンサーをつけるか?結果は必要か?
ここからが本題です。プロダーツ選手は、どうやってスポンサーをつけるのでしょうか?
よく議論になるのは、「結果」が必要なのか、という点です。
プロダーツツアー草創期では、スポンサーをつけるには「結果」が必要だというのが定説だったようです。
古い記事ですが、当時無名だった山本信博(現プロ)が、炎の皇帝こと星野光正(現プロ)に勝ったことで一躍有名になった話が私は好きです。書かれた時期は古いものの、内容としては今でも一読の価値があると私は思います。
プロスポーツ選手にとって、結果を出すことの重要性がわかるエピソードですが、よりハイレベルになった昨今、このような話はありえるでしょうか?
例えば、PERFECTの絶対王者である浅田斉吾プロ(現JAPANプロ)に、無名の新人が勝つことなど考えられるでしょうか?
まず難しいと思います。
上位ランカーに勝ち、結果を出すには、経験を積む必要があります。そのためにはプロツアーに参戦する必要があります。プロツアーを回るにはお金がかかり、その資金を捻出しなければなりません。練習にもお金がかかります。
この議論には終わりがありませんが、「結果が出ないとスポンサーが付かない」となると、新人プロにはチャンスがないことになってしまいます。
さらに、コロナ禍でプロツアーが安定して開催されていない現在、「結果」とは何なのか? 舞台が無ければ、結果も何もないじゃないか、という話にもなります。
スポンサーがつく鍵はいかに価値を提供できるか
スポンサーがつく鍵は、結論から言うと「いかに価値を提供できるか」に尽きます。「自分に価値なんてあるのだろうか?」と自信が持てない選手もいるかもしれません。しかし、実際にスポンサーになっている企業や、スポンサーがついている選手、自分の持ち味などを分析していけば、必ず何らかの価値は見いだせるはずです。
そして、価値をどのようにアピールできるかが大事です。
スポンサーを分析する
スポンサーをつけたいと考えたとき、まず最初にすべきことは、どの企業がスポンサーになっているかを分析することです。
JAPANやPERFECTには、規模の大きいメインスポンサー(オフィシャルスポンサー)が存在し、その下にはサポーターなどの小規模なスポンサーもあります。また、個人スポンサーと呼ばれる、JAPANやPERFECTに登録していないスポンサーもあります。
あえてヒエラルキー構造で示すと、以下のようになります。
- JAPANやPERFECTのオフィシャルプレイヤー
- バレルメーカー
- ダーツグッズメーカー
- アパレルメーカー
- ショップ、ダーツバー、一般企業など
ヒエラルキーが上に位置するほど、結果や人気が求められ、スポンサーを得るのが難しくなります。
狙い目なのは、ショップ、ダーツバー、一般企業などです。実際に多くの選手が、自分の通っているダーツバーなどにスポンサーになってもらっています。このような場所にアプローチしてみるのもひとつの方法です。また、自分の趣味で行っている活動の繋がりからスポンサーがついているケースも少なくありません。JAPANやPERFECTのサイトを見て、各選手にどんなスポンサーがついているか、またそのスポンサーがどんな企業なのかを調べてみると、ヒントが見つかるかもしれません。
スポンサーがつかないなら自分でグッズを作成して売って成功体験を!
身も蓋もない話をすると、スポンサーがつかないのであれば、自分でグッズを作成したり、投げ会を開催してみるのも一つの方法です。自分のイラストを描いてもらい、アクキーや缶バッチを作成するのは簡単にできます。また、投げ会を開催して、そこで手売りでグッズを販売するのも良いアイデアです。
スポンサーがつく話とは直接関係ないと思われるかもしれませんが、実際にスポンサーがついた場合、グッズの販売やハウストーナメントの集客をお願いされることは十分に考えられます。逆に言うと、スポンサー契約の交渉の過程で、これらの経験をアピールすることができるとも言えます。
頭の中であれこれ考えるだけよりも、実際に行動してみることが何より大切です。
参考になる動画
以前話題になった西川綾プロの以下の動画がわかりやすく勉強になりました。
自己PRがいかに大事かわかると思います。
もう少し補足すると、周りに「繋いでくれる人」がいたという点が大きな違いです。周りに繋いでくれる人がいて、さらに自己PRをすることが非常に重要だと感じます。
ダーツ業界では、いろいろなメーカーや無差別に多くの人にPRするよりも、身近な人の繋がりを活かして攻めていくことが非常に大切だと思います。
スポンサー契約にはお金が絡みますので、まったく知らない人よりは少しでも知っている人のほうがお金を出しやすいという方も多いです。
SNSも大事だけど、地元のコミュニティも大事
- スポンサー=広告主
- スポンサーされる人=宣伝する人