はじめに
JAPANとPERFECTでは外国人選手の扱いが異なるかもしれないと気付いたので調べてみました。
僕のリサーチと分析をもとにした独断と偏見の混じった意見です。その点はご了承下さい。
キッカケは、JAPANレディースに参戦しているキム・ヒョジュン選手の記事からです。
韓国ではフェニックスでしたが、日本ではジャパンに参戦されていますね。ジャパンを選んだ理由はどうしてですか?
韓国人はパーフェクトに参加できないんです。それでジャパンレディースに参戦することになりました。
出典:
外国人とは?
言葉の定義を明確にしておきましょう。
世界には、生地主義の国、血統主義の国があります。日本は、血統主義をとっております。したがって、日本で生まれたとしても、両親のいずれかが日本人でないと、日本人にはなりません。
それを踏まえて、外国人の扱いがどうなっているのかが、今回調べた内容です。
参加選手条件
JAPANとPERFECTの大会概要を見ればわかるため詳細は省略します。
拝見した限り、国籍要件はありません!つまり、外国籍でも他の要件さえ満たしていれば問題なさそうです。
そうすると、キム・ヒョジュン選手がおっしゃていた内容などういうことでしょう?
PERFECTのプロテストの受験資格に以下があります。こちらのことを言っているのかもしれません。
住民票が日本にあること。
出典:

受験資格のみなのか、プロ選手の登録要件かはわかりませんが、受験資格に制限があることは非常に大きな要素だと考えます。
外国人が住民票を持つには?
総務省のHPに詳細が掲載されています。
条件が非常に厳しいです。
- 中長期在留者
- 特別永住者
- 一時庇護許可者又は仮滞在許可者
- 一時庇護許可者又は仮滞在許可者である旨
出典:

ものすごく簡単に話すと、
- 日本人と結婚するか
- 日本で長期的に働いているか
いずれかしかないと思っていいです。
住民票を持つものという制限は、日本では、日本人であることと実質的にほぼ変わりありません。あるいは、例えば英会話教師として日本で働いているなど、他の仕事を持っている場合もあり得ると思います。
しかし、他国でプロダーツプレイヤーとして活躍している選手が、PERFECTの大会に出るということは、現行制度では無理ということだと思います。
日本で外国人が働くには?
就労ビザが必要になるわけですが、
他のスポーツであれば、就労ビザは比較的容易に取得出来ます。もっとも、プロスポーツ選手になること自体が容易ではないですが(笑)
興行 (例:演奏家、俳優、歌手、ダンサー、スポーツ選手、モデルなど)
プロダーツ選手(特にPERFECT)の場合、取得自体は他スポーツと比較すれば容易な部類です。
住民票要件を撤廃したらどうなるでしょう?
想像の範囲内ですが、プロダーツ選手は、日本で就労ビザを取得するのが容易という風になってしまうかもしれません。
例えば、韓国の場合、日本の国内便よりも交通費が安くなるケースがあるかもしれません。韓国に在住しつつ、日本のプロツアーに参加出来るということになってしまうかもしれません。
実際のところ、何のための条件かは不明ですが、何かを懸念しての要件ではあると思います。別に、住民票ではなく、パスポートや外国人登録証でも良いとしてしまえば良いわけですから。
住民票要件は外国人だけの問題ではない
例えばですが、PDCを主に参戦しつつ、PERFECTのPT300だけ参加するということを考えた場合はどうでしょう?
物価の安い国や、航空便のアクセスが良い海外都市に在住し、たまに日本に帰国し、PERFECTに参戦することも可能かもしれません。SNSやブログを使って、広告収入などを得てやっていけば、日本に住んでいる必要はまったくありません。むしろ、海外在住のほうが、面白い情報を発信出来るので、差別化出来ると思いますよ。
しかし、住民票が要件として必須となると、日本に在住せざるを得ません。ここは、もしかすると、不便な点になって来るかもしれません。
最後に
僕の個人的な意見ですが、PERFECTの資格(住民票の部分)は緩和するべきだと思いますね。
そして、メーカーや選手は、海外に拠点を移すことを検討してもいいかもしれません。
ちなみに、僕はプログラマーをやっています。最近は、海外に留学して英語とプログラミングを勉強出来るスクールも増えて来ました。
海外に、英語とパソコンとダーツをやれるスクールがあったら流行るかもしれませんね(笑)
ダーツの専業もありですが、賞金だけで稼げる人は少数ですし、他に何かしらのビジネスをやる必要が出てくる可能性大ですので、意外とありなんじゃないでしょうか?
シンガポールとかマレーシアとかどうでしょうね?