プロスポーツとタトゥーについて考える | ボクシング井岡のJBCルール違反を受けて

ども、武器商人です。

ダーツとタトゥーの関係性についてなんどかこのブログでも取り上げたが、先日興味深いニュースがあったので取り上げる。

WBO世界スーパーフライ級現役チャンピオンの井岡が、昨年大みそかに行われたタイトルマッチでタトゥーが露出した状態で闘った。

はじめに断っておくと、井岡を擁護するつもりはまったくないし、ルール違反はルール違反だと考える。

しかし、ルールが常識的かと言われるとたしかにおかしい。ルール自体は井岡の主張すう通り変更されてしかるべきではないか?と思う。

いや、そうとしいか思えない。

日本ボクシングコミッション(JBC)のルールでは以下の定めがある。

第86条
入れ墨など観客に不快の念を与える風体の者は試合に出場することができな

ようするにルール違反だったということだ。

井岡は試合には勝ったがもしかすると罰則を受ける可能性がある。

それに対して井岡は、強気な態度に出ているような報道もある。

BoxingScenedという海外のメディアで本件について井岡の発言が掲載されている。

404

要点についてピックアップしたい。

なお、上記記事をgoogle翻訳で翻訳したものを引用する。表現がおかしい点は多少修正する。

井岡は、当ルールについて以下のように言っている。

「しかし、それ(入れ墨禁止)は本当に意味がなく、ボクシングとは何の関係もないので、私はこのルールをなくしたいと思っています。」

時代遅れのルールだという根拠に、ホルヘ・リナレスが例に挙げられている。

ホルヘは、ベネズエラ出身のプロボクサーで現在は東京在住らしい。そして、現在は帝拳ジムに所属している。ホルヘには、当ルールは適用されないらしい。。。

なるほどおかしな話だ。

ちなみに、僕が以前当ブログでも取り上げた、PERFECT所属の山田勇樹プロの話にも関連が出てくると思っている。

ヤンマーこと山田勇樹プロのタトゥーがちょっとざわざわしていますが・・・
どうも、武器商人(@BukiDartsBot)です。12/14~ヤンマーこと山田勇樹プロがPDCワールドチャンピオンシップという世界最高峰の大会に出場しております。(日本人は浅田斉吾プロと鈴木未来プロ含め3人参加)12/14の夜間から、ブログの検索アクセス数がやけに増えた...

PEREFCTでは、入れ墨について直接的に禁止するルールはないが、以下の規定がある。

デザイン(色、柄、パターン、チェック等)に関しては、公序良俗に反せず、周囲の選手のスローの妨げにならないものであれば、常識の範囲内で自由とする。

大会当日、コントロール責任者がプロスポーツ選手として相応しくない服装と判断した場合。

出典:競技規定 | PERFECT ソフトダーツプロトーナメント

山田勇樹プロはしっかりとルールを守ってタトゥーを隠しつつツアーに参戦しているが、海外で行われた試合では露出させていたのが印象的だ。

JAPANにも特にルールが無いようす。

海外のダーツ選手でも、タトゥーを入れている人間は非常に多い。本場ヨーロッパの選手なんか、ほとんど入っていると言って良いくらいではなかろうか???

日本で行われるイベントでどういうルールになっているかわからないが、日本の選手がタトゥーを露出させているところを観たことがない。

そして、海外の選手、例えばダーツの神様フィル・テイラーはタトゥーを隠さず試合に出場していたりする。

詳しい部分まではわからないが、ボクシングと事情は同じなのではないか???

むしろ、日本のプロダーツにおいて、タトゥーの位置づけってそうなのではないか???とすら思えてくる。

話を戻す。

井岡は、以下のように言っているとされる。
※以前から同じ考えだったようだ。

「~省略~しかし、委員会が入れ墨のために日本で試合をすることができないと言った場合、私は国際戦でのみ戦うでしょう。」

さて、ここからは私の持論を展開する。

JBCの言うとおりだとすれば、プロボクサーは入れ墨をすることができないということになる。

もともと、このルールは、テレビ局からの注文で暴力団排除のために設けられたようだ。

参考

井岡一翔の「タトゥー問題」で、JBCが犯した「決定的な大失敗」(片岡 亮) @gendai_biz
「現代ビジネス」は、第一線で活躍するビジネスパーソン、マネジメント層に向けて、プロフェッショナルの分析に基づいた記事を届ける新創刊メディアです。政治、経済からライフスタイルまで、ネットの特性を最大限にいかした新しい時代のジャーナリズムの可能性を追及します。

いつルールができたかまではわからないが、古いルールと言われるだけにここ数年のことではないと思われる。

その間ににも世の中のルールや常識も変わってきている。

入れ墨は憲法第13条(幸福追求権)により認められているという考えがもはや一般的。あとは、どの職場でも許されるのかなど、程度の問題だけである。

大阪高裁平成27年10月15日判決についてが参考になる。

~省略~入れ墨を自己表現の一つとする文化が世界の各地で定着しており,わが国においても,若者を中心に同様な意識が広まりつつある。入れ墨をしているという情報が憲法上保護されるものとして,これが,職場において,どこまで確保されるものなのか,今後も,注目していく必要があると思われる。
出典:https://www.toben.or.jp/message/libra/pdf/2016_04/p50-51.pdf

もちろん、当判決分は、入れ墨がどの職場でも無制限に認められることを保証するものではないが、紛争事例を観ると、公務員などお堅い職業についてこのレベルの議論がされているのである。。。

プロボクサーの話だったらまた話は別だ。

先ほども述べたように、外国人選手がこのルールを適用されない(ようするに入れ墨をする自由が侵害されていない)にも関わらず、国内選手にはこのルールが適用される(ようするに入れ墨をする自由が侵害されている)のは、明らかな差別だ。

憲法14条(法の下の平等)にも反する。

井岡の件、もし裁判になるようなことがあったら、判例が変わる可能性すらあると思う。多少推測も入るが、JBCがルールを改正する気がないからこそ、そして出るとこ(裁判所)に出て白黒はっきりしたいからこそこういった態度に出ている可能性もある。

判例が変われば他のスポーツにも同等な基準になるだろう。

もしかしたら、プロダーツの世界でも、どうどうとタトゥーを出して試合をすることができるようになるかもしれない。

もちろん、、、井岡がこれほど強気な姿勢に出れるのも、本人の実績と人気によるところが大きい。

たいした人気もないのに、タトゥーを隠さず試合に出て、イベントやツアー集客に影響が出るようなことがあってはダメだ。その場合は、自粛せざるを得ないだろう。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました